１９９０年代以降、いろんな変化をうかがい知ることができました。たとえば、金融機関の就職は１９９０年代までは高校卒でも可能でした。実際に商業高校に限らず、普通科や工業高校でも少なからぬ卒業生が採用されていました。しかしそれもバブルがはじけたあとは見られなくなりました。均等法以降、女性は総合職への進出がめざましくなりました。男並みに働けば、道は開けるというものでした。普通の生活、普通の労働を目指す人とは違和感がありますが。バブル崩壊が出発点だったのでしょう。あれから、新規学卒者でも正規採用されるのは少なくなり、現在に至っています。
